「日本の大学の現在（いま）を読み解く ―変革を阻害する経路依存性の打破に向けて―」
株式会社東レ経営研究所の「経営センサー7・8月合併号」（2023年、No.254）に掲載された江崎康弘講師の論考「日本の大学の現在（いま）を読み解く ―変革を阻害する経路依存性の打破に向けて―」が、一般公開されました。江崎講師の論考は、以下からご覧ください。
（「経営センサー7・8月合併号」（2023年、No.254））
論考の要点
①日本学術会議を巡る問題に対する朝日新聞世論調査では、任命拒否に対して「妥当ではない」と「妥当である」が拮抗した。
②大学や研究者の多くが、国民から特権階級と見られていることを示す結果である。
③大学の情報発信不足であり、その対策としてリカレント教育に注力すべきである。
④大学の変革を阻害する経路依存性として大学自体の閉鎖性が否めないが、「日本的経営」でのメンバーシップ型雇用を採ってきた日本企業の閉鎖性もある。
⑤経路依存性を脱しイノベーションを起こすことが政府、企業、大学に求められる。